ちょこっと記事
唐桑中3年生!渾身の冊子&ギフトセット完成
私たちまるオフィスは、毎年唐桑中学校の「総合的な学習の時間」のお手伝いをさせてもらっています。
今年も中学校の文化祭でその成果物が完成&お披露目されました!
今年から同中学校は「海洋教育」の指定校となり、3年生の総合学習では「海のまち『唐桑』を考える」というテーマに沿って学習を進めてきました。
具体的には、漁業チーム・食品加工チーム・観光チーム・伝統芸能チームの4つに分かれて「海のまち『唐桑』の未来のために行動する」にはどうすればいいのか?を生徒たちと一緒に考えていきます。
漁業チーム・食品加工チームのお手伝いを主にさせてもらいました。
ちょっとその経緯を紹介しますね。
まず、宮城県漁協唐桑支所 支所長 吉川弘さんの講義を経て、唐桑の漁業の基礎知識を得た生徒たちはPR力不足に課題とニーズがあることに気づきます。
次に、東北食べる通信 編集部 山下雄登さんの講義を経て、「東北食べる通信」みたいな冊子をつくりたい!と火がつきます。
その授業には、地元デザイナー鈴木歩さんも同席してくれて、私たちと一緒に即席インタビュー&記事の表紙づくりワークショップも開催。
さてさて、冊子づくりに挑戦することになった生徒たち。
漁業チームは、漁師さんの想いをインタビューして記事にすることに。
これぞまさにまるオフィスの得意分野!牡蠣養殖漁師 やっくんこと畠山政也さん、突きん棒漁師 かずまる親分こと佐々木夫一さん(写真)を紹介させてもらいました。
食品加工チームは、未利用資源「あかざら貝」を使った料理レシピづくり、唐桑の食材を集めた唐中生厳選ギフトセットを考案することに。
こちらには、再びデザイナー pensea Next Switch 鈴木歩さんがアドバイザーとして協力してくれます。
生徒たちによる数ヶ月のワークの末、10月22日文化祭当日、ついに冊子が完成。
(最後の追い込みは生徒も先生も私たちもも〜う必死でした!)
観光チームがつくった観光マップも加わり、唐桑の魅力が詰まった8ページにわたる大作となりました。(え?ほしいですって?コラムを最後まで読んでください♫)
そしてなんと!漁協のみなさんのはからいでギフトセットの販売が実際に実現しました!
その名も「唐桑中学校3年生厳選!ごっつぉーセット」です。
この「ごっつぉーセット」には上の冊子が同梱されるので、ぜひチェックしてみてください♪
→Webサイト「宮城県漁協唐桑支所 三陸特選市場」(当セットは期間限定です。たぶん)
※あ、当セットの収益は中学校やまるオフィスに一切入りません。念のため。
中学校の先生からは「まるオフィスが地元のキーマンや地域外の専門家とつないでくれる」と評していただきました。
私たち自身は何か専門性がある訳ではありません。
でも、つなぐことで価値を発揮することができます。そしてその立ち位置が少しずつ定着しはじめています。
改めてそう感じた半年間の取り組みでした。
何より、生徒たちの日々の成長にこちらも日々エネルギーをもらいました。感謝感謝です♪
(文:加藤拓馬)