まるゼミレポート
未来ゼミONLINE #4レポート:高校生グレタさんは何に怒ってるの!?気候変動の未来
コロナ休校で学びを止めるな!未来ゼミONLINE
未来にわくわくしてる?
を、キーメッセージに高校生に未来をお届けする「未来ゼミ」のオンライン版。
今回も、新型コロナウイルスの影響による一斉休校中の高校生・中学生を対象に実施しました。
オンライン企画概要&ねらいはこちら↓
未来ゼミONLINE #4
テーマ:「高校生グレタさんは何に怒ってるの!?気候変動の未来」
リクエスト「環境の未来」にお応えして、今回は気候変動を取り上げます。
気候変動は、前回の「人工肉」の裏テーマでもありましたね。
一見「わくわく」するテーマじゃないかもしれませんが、実は今いろんな領域からアプローチされている人類共通の「課題」こそがこの気候変動なのです。
まずはチェックインも兼ねて、今年の3月11日14時46分はどこで何してた?という問いとともに、ぐるっと全員自己紹介。
さてさて本題ですが、去年注目されたスウェーデンの16歳グレタ・トゥーンベリさんを知っていますか?
まずはみんなで、スーパー高校生グレタさんを取り上げたニュースを見てみましょう。
ほうほう、何やらすごい高校生がいるんですねぇ。
次に、私(加藤拓馬)がWeb記事をもとに気候変動の「超入門」を紹介します。
温室効果ガスって何?からはじめましょう。
気候変動によって、様々な問題(自然災害や生態系への悪影響)が負のループを起こし、そして「2つの不公平」につながっています。
それは、「世代間格差」と「経済格差」です。
つまり、次世代にツケがまわされ、途上国が泣きを見る構造になっているんですね。
だから、次世代を代表して、弱者を代表して、グレタさんが怒っているんですね。
そんな背景を知った上で、グレタさんの国際会議でのスピーチをノンカットで見てみましょう。
問いを立ててみよう
さて、いつもならここで感想をシェアして終了ですが、今回はちょっと一工夫。
今日のインプットを受けて、それぞれ問いを立ててみましょう。
どんなことでもいいので、質問、疑問をチャットで発散します。
こちらが実際参加者の高校生から出てきた問いです。
- 世界的な技術の発展は人間を本当に幸せにするのか?
- 子供が意見できる社会でないというのもあると思うが、学校を休むデモという形で示すのはどうなんだろう。他にやるべきことがあるではないか?
- グレタさんは世界中の人に訴えかけていて、一個下なのにスゲーなって、俺なんてゼッテー出来ねえなって感じました。こうして世界が一つになるようなアクションを起こしてるので、訴えかけるだけでなく、解決策となるものを提案できたら強いのでは?提案してるんですかね?
- グレタさんはリーダーを責めるだけ責めて 自分の考えた解決策はしっかりあるのかと思った
- ちょっと話がそれますが、「日本の化石賞受賞について、なぜ日本なのか?」
- 「私たちのミライを奪われた」、そう述べたグレタさんがイメージした“ミライ”ってなんだろうか?
- 具体的な政策を高校生が考えるために必要な教育のあり方とは?
- SNSという若者の考えとか世論が社会に広がりやすい今、ちゃんとした意見を伝えられる場、訴えられる場って、何かあるのか?
- 実際、全く政策の話し合いが行われていないのか、大人にも本当は考えがあるのではないか?
- このままだと、将来具体的にどんな悪いことがあるか知りたい
意外に、グレタさんに対してクリティカルですね〜
それらを経て、こちらから問いを出します。
問:
「ひとつ、これを変えてほしい!」と考えると、誰に何をしてほしい?変えてほしい?
ここで、zoomの機能(新登場!!)「ブレイクアウトルーム」を使って、グループワークに入ります。
この機能を使えば、いったん全員での通話の場を離れ、ランダムにグループに分かれることができるんです。
より少数のグループでこの問いについて自由に対話します。
最後はまたみんなで集まって、それぞれのグループで交わされた会話をシェアします。
(ホワイトボード参照)
大陸の向こう側、ヨーロッパでは各地の高校生がアクションを起こし始めています。
みんなと歳は変わりません。
(たくま)
概 要
日 時:
2020年3月13日(金)10:00〜11:30
場 所:
オンライン上(zoom)
(発信元:まるオフィス新事務所「内湾ストップ」)
参加者:9名
気仙沼高校3年(卒業生) 2名
気仙沼高校2年 3名
気仙沼高校1年 2名
唐桑中学校3年(卒業生) 2名
ほかオブザーバー
主 催:
一般社団法人まるオフィス
認定NPO法人底上げ