ニュース&レポート
気仙沼の大学生と能登へ行ってきました
能登に足を運んでいます
1月1日に石川県で発生した能登半島地震から約半年が過ぎました。
発災後、気仙沼出身の大学生の一声で、私たちも能登の皆さんの力になりたいと動き出し、継続的に能登へ行っています。
能登のプロジェクトに関する経緯はコチラをご一読ください↓!
https://note.com/kato_takuma/n/n74dc0a7ac8be?sub_rt=share_pw
能登支援の一つとして、国立能登青少年交流の家で開催されている「リフレッシュキャンプ」に大学生を送り、スタッフとして参加してもらっています。
被災して自宅や学校が被害に遭い、自由に遊べない小学1年生から中学1年生までの子ども達と、2泊3日思いっきり声を出して遊んでリフレッシュするプログラムです。
これまで計6回・のべ12名の気仙沼出身大学生がリフレッシュキャンプのスタッフとして活動をサポートしています。
GWに行われたリフレッシュキャンプには、まるオフィススタッフ・気仙沼出身あみが大学生と一緒に子ども達のサポートをしてきました!
能登で感じたこと
リフレッシュキャンプでは、朝から晩まで子ども達と一緒に過ごします。
初めは緊張して馴染めていない様子の子も、グループで行うレクリエーションを通して打ち解け合い、明るい笑顔を見せてくれました。しかし、楽しい時間の中でもふとした瞬間や食事の際、子ども達は1月の震災の話を切り出します。
「あの時は家族といたんだけど、揺れがとっても大きくて怖かった」
「家の家具が落ちてきて、部屋がぐちゃぐちゃになったんよ」
話をしている様子から感じる印象としては、恐怖心を抱いているというより、あっけらかんとした感じ。ですが、常にどこかで震災当時の記憶が深く残っているのだと感じざるを得ません。高学年より低学年の子たちの方が、話題に出していたように思います。
「実は私も、トウホクという地域で大きな地震を経験をしたことがあるんだよ」
会話の中で、自分にも被災経験があることを伝えてみました。子どもからは、「え!そうなんや!」というリアクションが。
「怖いよね。大変だったよね」という話をした後、話題は次の遊びの話に変わっていきました。
あの時どんな反応ができたら良かったのか、自分でもまだ分かっていません。
ただ、東日本大震災後にリフレッシュキャンプのような学びと遊びの場に救われ、色んな大人とたくさん関わったことが今でも自分の糧になっている私たちだからこそ、伝えられること・寄り添えることが必ずあります。辛い経験をした子どももいるかもしれませんが、「可哀想だ」と嘆くのではなく、共に乗り越えていこうとする姿を気仙沼の大学生からも感じ取ることができました。
これからの関わり方
まるオフィスでは、8月4・5・6日に能登の高校生約10名を気仙沼に招き、気仙沼出身の大学生・高校生と一緒に遊び、地域で探究するプログラム「問いストーリーCAMP」を開催します。現在大学生が最終準備に向け、全国からオンラインを繋いで作戦会議をしています。
また、国立能登青少年交流の家主催の「リフレッシュキャンプ」にも、引き続き関わっていく予定です。8月・10月とプログラムも続いていくようなので、私たちも大学生をフォローしていきたいと思います。
能登のプロジェクトも始まったばかり。まるオフィスとして出来ることを、継続的に行っていきます。
活動の様子も随時発信していきますので、皆さま応援のほどよろしくお願いいたします!
(文・あみ)