まるゼミニュース

中高生のプロジェクト発表が行われました

集大成となった1日

12月3日(日)。この日の気仙沼は、中学生・高校生それぞれが探究プロジェクトを発表する学びの1日となりました。
中学生は、2期目となった「気仙沼市中学校プロジェクト探究フェスタ2023」を午前に。高校生は、「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023」を午後に開催。高校マイプロは、今年度で7期目に突入です。朝から晩まで、1日がかりで学びの祭典が行われました。

気仙沼市中学校プロジェクト探究フェスタ2023

有志中学生が放課後や夏休みを使って活動する放課後探究クラブ「プロジェクト探究部」。今年度は約半年間、7つの中学校で活動を行ってきました。プロジェクト探究フェスタでは、各学校の代表者7名がプレゼンし、その他の生徒は資料展示でこれまでの成果を発表しました。
授業内の探究テーマを継続して活動する生徒、授業とは別のテーマで活動する生徒と、学校によって取り組み方は様々ですが、発表した生徒は調べ学習にとどまらず、自分なりに考えて実践したアクションを話してくれました。

プロジェクト探究部の活動では、個人で活動を進めるだけでなく、自己内省をする時間や遊びを通して問いだしや対話をする時間を作ってきました。夏休みにはまるオフィスの大学生インターンも参加したことで、人と対話することに慣れ、多くの後押しのもとでチャレンジすることのハードルが下がるなど、より積極的に活動する中学生の変化も見取ることができました。
各学校でのプロジェクト探究部の活動の様子はnoteで発信していますので、ぜひご覧ください!
https://note.com/k_tanq_log/m/mcad11f6f5fa9

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023

気仙沼の高校生が、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと“をテーマに、これまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表する「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023」。
今年度は3つの高校から12名の高校生が発表を行い、80名を超える方々に聴講していただきました。探究学習塾「ナミカゼ」の塾生も多数参加し、一人ひとりプロジェクトの想いを発表しました。

冬の風物詩となりつつあるマイプロですが、今回はこれまで以上に熱量が高い場となりました。それもそのはず。今までは数ヶ月から長くて半年間の探究活動の発表だったのに対し、中学時代のプロジェクト探究部等の活動や高1のテーマを継続して探究している生徒が半数を占め、1年以上の期間を費やした非常に中身の濃い発表となりました。中には、小学生時代の学びから問いが生まれている生徒もいます。障害・まちづくり・技能実習生・不登校など、テーマも非常に多様ななか、自分の経験も踏まえながら地域や社会に向けて行動し、自分の想いを語ってくれました。

ワクワクする未来の創出

中高生の発表を通じて、少しずつ、ですが確実に地域の中に探究的な学びを支える土壌が生まれ、広がっていることを実感できる1日となりました。引き続き学校とも連携しながら、中高生が思いっきり探究できる環境を整えていきます。今回の発表の場を通じて「私も頑張らなくちゃ!」と感じたのは、聴講していた大人たちだったような気がします。まだまだ全員が道半ば。私たちの探究は終わりません。

今回は動画でのアーカイブ配信はありませんが、彼ら彼女らの活動の様子は「中高生の問いストーリー」などを通じて発信していく予定です。また、「全国高校生マイプロジェクトアワード」に参加する高校生もいますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!

(文・あみ)

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