まるオフィスとは
まるオフィスとは
地元の課題を
学びに変える
MISSION 果たす役割
津々浦々の若者が
大きな夢を
もてる社会
VISION 目指す社会
教育×まちづくり
一般社団法人まるオフィスは、宮城県気仙沼市に拠点をおく教育×まちづくりNPOです。東日本大震災を機に気仙沼に移住した若者と地元の若者が 2015 年春に立ち上げました。私たちは「地元の課題を学びに変える」をミッションとして、中高生のチャレンジを応援する教育事業を軸に活動しています。
私たちは、複雑で予測不可能な社会に生きています。地球全体も、日本の“いなか”もいよいよ持続可能性が待ったなしの状況になりました。経済効率を最優先にすると、このまま“いなか”は消滅し、画一的なコンパクトシティ一択の都市集中型社会に向かいます。
そんな未来はつまらない。
全国津々浦々に、それぞれ多様な地元があった方がわくわくする。東日本大震災からの復興の過程でそう気づいた私たちは、気仙沼でまちづくり事業を始めました。
その中で出会ったテーマが「教育」です。
都市部と地方では10代の学習意欲に大きな格差があるという衝撃のデータがあります。人が育たないから、地域も変わらない、というジリ貧スパイラル。ほぼ詰みです。さて、どうしよう。
この詰み状態を突破するキーワードが「探究的な学び」です。
スーパー課題先進地のポテンシャル
時代の変化に合わせて、若者や子どもたちの学びの在り方も大きく変わりはじめています。先生が一斉授業で知識のみを詰め込む時代は終わり、学生一人ひとりによる探究的な学びが注目されています。
探究的な学びとは、自分の興味や身近な課題をもとにみずから問いを立て、試行錯誤しながら深めていく学びです。言い方を変えると、探究的な学びには「自分の興味をそそるホンキの大人・ロールモデル」や「自分ゴト化できるリアルな課題」が欠かせないんです。
そう考えると、アジアの中でもスーパー課題先進地である日本の“いなか”には、ポテンシャルがあります。特に、東北の三陸沿岸では東日本大震災以降いろんなチャレンジャーが集い、答えのない課題に対して試行錯誤を繰り返しています。
復興の過程で分かったことは、ソトモノが地域に入って地元と交ざりながら課題解決を図ると、地域内外の「ホンキの大人」や「リアルな課題」が見える化され、社会化していくということです。
そうなんです、ソトモノを呼び込み、地元の課題を社会化し、学びに変えることができれば、日本の“いなか”は若者や子どもたちの意志ある未来を育てるのにぴったりのフィールドになるんです。
人はどんなまちに集うと思う?
これからバーチャル空間で仕事を営む人が増え、そういう人はオフィスの近隣に住む必要はなくなり、居住地は職場から解放されます。そうなると、人はどんなまちに集うでしょうか?
いい娯楽があるまち?いい食、いい景色があるまちでしょうか?私たちは「いい学びがあるまち」「学びや成長を感じられるコミュニティがあるまち」に人が循環し続けるんじゃないか?と仮説を立てています。
自身の成長、我が子の教育、人生100年時代の学び直しなど、人の学びへのニーズは絶えません。私たちまるオフィスは、地元の課題を探究的な学びに変え、いい学びがあるライフスタイルを発信することで、都市集中型の未来ではなく、地域分散型の未来を目指します。
津々浦々の若者が大きな夢をもてる社会を目指します。
代表理事 加藤 拓馬
PROFILE
組織概要
【名 称】一般社団法人まるオフィス
【設 立】2015年(平成27年) 4月1日
【所在地】宮城県気仙沼市唐桑町宿浦
【役 員】代表理事 加藤 拓馬
理 事 加藤 航也
監 事 小林 峻
代表プロフィール
加藤 拓馬(かとう・たくま)社会教育士
1989年、兵庫県生まれ。早稲田大学卒。2011年、東日本大震災を機に宮城県気仙沼市へ新卒無職移住、復興支援に従事。2015年、一般社団法人まるオフィスを設立、代表理事に。まちづくりの人材育成、移住支援、教育事業を起業。2020年より気仙沼市探究学習コーディネーターとして中高生の学びを支援している。宮城県社会教育委員。
ACCESS
内湾ベース(事務所)
〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-17 1F
TEL 0226-25-9190
こえじポスト(郵送のみ)
〒988-0534 宮城県気仙沼市唐桑町宿浦232-2
気仙沼市移住・定住支援センター MINATO
〒988-0018 宮城県気仙沼市南町海岸1-11 PIER7 2F
TEL&FAX 0226-25-9119
OUR HISTORY
ミラクルな黎明期
2015
一本の助成金頼みで団体設立という無計画なスタート。まちづくり団体の事務局、コミュニティ誌発行、漁師のPR事業、観光ツアーづくり…。唐桑半島の空き商店を拠点に、「地域に自分ゴトを」を理念にした復興まちづくりのよろず屋が誕生した。
カオスに成長期
2016-2018
漁師体験を主とした地域の体験学習「じもとまるまるゼミ」をはじめる。移住支援センター、まちづくりの担い手育成事業、と行政委託を受けてスタッフも急増。気仙沼の中心街に進出。「地元からわくわくを」を理念にした人材まちづくり屋に成長する。
ポスト復興期に向けて
2019-2021
復興助成金を卒業し、活動テーマを①中高生の教育と②移住・関係人口づくりに絞って再出発。教育事業は体験学習から探究学習へと軸を移行し、市教委と事業を創る政策起業を行いはじめる。コロナ禍に突入したタイミングで一皮むける。