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学びの産官学コンソーシアム 気仙沼の高校生と水産の展示会に行ってきました!

8月20日(水)から21日(木)の2日間にかけて、気仙沼市の高校生10名とともに「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(以下、シーフードショー)に行ってきました。
この企画は、気仙沼学びの産官学コンソーシアムの企画の一つ「東京旅!学びの未来アドベンチャー」です。
高校生が最先端の技術やサービスが一堂に会する場を視察することを通じて、地域や社会における課題を見つめ直し、自分自身または気仙沼の未来について語り合うことを目的としています。
気仙沼の今を知る
気仙沼の主幹産業である水産業。その水産業に関する展示会・シーフードショーの視察前に、まずは気仙沼の企業を知る事前研修を行いました。
(株)ヤヨイサンフーズ 気仙沼工場にご協力いただき、自身の興味のあるキーワードや企業の人に聞いてみたいことを考えた上で、工場見学に伺いました!
ヤヨイサンフーズさんが位置する赤岩加工団地について産業戦略課の方から説明していただき、その後、生産ラインを見学しました。機械で効率よく作業しているところと、機械では難しい繊細な作業に人が入って作業しているところ。その両方をバランスよく配置して安全で美味しい食品を製造していることを教えていただきました。
高校生たちが初めて見る気仙沼の企業の裏側に、食い入るように見る様子が印象的でした。

リアルな体験が世界を広げる
いよいよシーフードショー当日!
会場である東京ビッグサイトに到着後、主催の大日本水産会さんや、シーフードショーに出展されていた気仙沼の企業・株式会社ハチヨウの清水さんからお話しいただきました。出展者の思いやおすすめの展示なども聞き、ここまではかなりモチベーションも高く、「いろんなものを幅広く見て吸収したい」などの声が聞こえましたが……。

会場の広さ、企業の多さ、そこにいる人の多さ、全てに圧倒されてしまい、声をかけるのに躊躇してしまう場面も……。
しかし何度も出展企業の方と話す中で、少しずつ勇気を出して話したり質問を重ねられたりするようになり、2日目には積極的に自分から声をかけに行けるように!
シーフードショーには日本だけでなく世界各地の魚や海藻、それを使って作られた加工食品、そしてそれらを作るのに使われる機械や、漁業関係者に向けて作られた靴下やユニフォームまで、様々なプロダクトが並んでいました。
特に愛媛県の宇和島プロジェクトの餌にみかんの搾りカスを混ぜて養殖した魚や、エスペックミック株式会社の魚のフンを肥料に野菜を育て、さらに植物が濾過した水を魚が過ごす水槽に戻す仕組みなど、無駄なく、そして持続的に資源が循環する仕組みに興味を持った高校生が多かったようです。


また視察後の帰りの道中では「探究でやりたいことを明確に決められずに来たが、今はやりたいことが多くて困っている。授業で整理して行きたい」と興味が広がったという声や、ピンポイントでやってみたいことや興味のあるテーマを見つけたという声が。さらに「進路もまだ迷っていたが、水産業に関わる大学も良いと思った」という声もあり、進路も含めて広く興味を持つことができたようでした。
合同報告会〜わたしの考える「未来の気仙沼の漁業・水産業」〜
9月1日(月)には「夏休み!ジョブ体験ウィーク」との合同報告会で視察での学びや、これからチャレンジしてみたいことについて発表を行いました!
気仙沼市の企業の方や保護者のみなさま、高校生、地域の方など、100名近くの方にご来場いただきました。
報告会では、シーフードショーを一緒に視察した3グループに分かれ、発表を行いました。宇和島プロジェクトの取り組みを大島の柚子で出来ないか、混獲魚を有効活用できないか、水産エコラベルの表示を気仙沼でも広められないか……。学びの報告とともに気仙沼の企業に向けた提案や、これからの探究活動で取り組みたいことの宣言などが行われました。

「水産業」「食品」などの広いジャンルの中に、どんな企業のどんなサービス、商品があるかを実際に見て、聞いて、触って、知ることのできる機会があることで、高校生の世界を大きく広げるのを実感する視察2日間でした。
ナミカゼに新たに参加したいと手を挙げてくれた高校生や、学校での探究学習に生かしたいと張り切る高校生も多く、今回の学びがどのように繋がっていくのかとても楽しみです!
(文・さえ)





