ちょこっと記事
もし能登プロジェクト
もし能登の高校生が気仙沼の復興の物語を見に来たら、何を感じるだろう。
いま漠然と不安を感じている高校生。復興に無力感を感じていた。
こんど、彼らを気仙沼に呼ぼう。復興は答えのない探究だったと伝えよう。
ここにはきっと将来への糸口があるはず。
もし能登に気仙沼の大学生や高校生が復興のお手伝いに行ったら、何ができるだろう。
あのとき小学生だったわたし。ボランティアの大学生に遊んでもらった。だから楽しかった記憶もたくさんある。
こんどはわたしが能登に行って小学生と遊ぼう。
あのときの大学生にお礼を伝えることはできないけれど、能登の小学生の楽しかった記憶はつくれるはず。
もし能登と気仙沼がつながったら。
地震の多いこの国で、優しい何かが生きざまが、
いつかの被災地に地下水のように脈々とつながる気がする。
「人の生きざまは、人の生きざまをつくる」
能登の青少年の家の所長からもらった言葉。
もし能登プロジェクト、はじまります。
私たちは、この春、気仙沼の大学生&高校生と、下の2つのプロジェクトをはじめました。
1.もし能登の高校生が気仙沼の復興の物語を見に来たら
2月、能登を訪れた際、現地の方にこう言われました。「能登の高校生を気仙沼に連れて行って、復興のストーリーを見せてあげてほしい。自分たちと似たまちが力強く復興しているさまは必ず彼らのエネルギーになる。」
よし!やりましょう、と決意。13年前、全国から応援してもらった気仙沼ならではの「恩のつなぎ方」になります。私も元々はヨソモノですが、復興の支援や予算に生かされて今日がありますので、恩がえしならぬ恩つなぎがしたいのです。
そういうわけで、能登地域の高校生を対象に、夏休みにおよそ2泊3日の気仙沼キャンプを企画します。まず、気仙沼(出身)の大学生や高校生に声をかけました。
→つづきはWebで
2.もし能登に気仙沼の大学生や高校生が復興のお手伝いに行ったら
1月以降、「能登の支援がしたいです」そう連絡をくれた気仙沼出身の大学生が何人かいました。それを機に、能登地域に復興支援に行きたい気仙沼の大学生&高校生を現地につなぐコーディネートをしています。みんな高校生時代に気仙沼でマイプロジェクトを立ち上げ探究していた、もしくは探究している人たちです。
具体的には、国立能登青少年交流の家が被災した小中学生を対象に企画している「リフレッシュ・デイ・キャンプ」「笑顔キャラバン隊」「リフレッシュ春キャンプ」などに大学生ボランティアとして参加しています。
→つづきはWebで
出足が鈍い鈍いと言われる能登半島地震の復興支援ですが、復興は始まったばかりです。今から、これから、まだまだ、動こうと思います。
(文・加藤拓馬)