まるゼミレポート
未来ゼミvol.09レポート:学校の未来–学校から消えるもの
未来にわくわくしてる?
今回は、今年度初となった「第9回けせんぬま未来ゼミ」について、まるゼミ広報担当の若林詩織から報告したいと思います!
(そもそも、「けせんぬま未来ゼミって?」と思った方はこちらのコラムをご覧ください。)
今回のテーマは・・・じゃじゃんっ!「学校の未来」
皆さん、今年、千代田区立麹町中学校が「宿題」「担任制」「中間・期末テスト」を廃止したニュースはご存じですか?
私立じゃないですよ、公立で!です。
ということで、学校がこれからどのように変革していくのか、みんなでもくもく考えてみました!
(高校生と大人が学校について一緒に考えちゃう時代が来ているんだな~。)
まず、初めの質問。
「麹町中学校の改革、わくわくする?不安?」という質問に対して、
「う~ん。」と半々な高校生たち。
では、そのもやもや、みんなで考えてみよう!
すると、高校生からは、「宿題やテストがなくなったら、成績はどうやってつけるの?」という疑問や、
「生徒や保護者って、何かあると担任のせいにする。担任がいなければ、人のせいにしないで当事者意識を育めるかも?」といった意見が出ました。
ふむふむ。みんなで考えるといろんな意見が出ますね。
今後、大学入試制度が変わり、評価基準も変われば、大学が各々その大学の特性を活かした評価基準を設定し、
それに該当する個性を持った受験生が合格するような時代が来るかもしれない、と思いました。
では、それを踏まえて、
「未来の学校から無くなるもの」をみんなで出してみました!
発想は無限大!!!笑
これ全てを無くしたら、学校が跡形も無くなってしまいそうですね。笑
個人的には、学校はある程度制限をかけることも役目だと思うので、良し悪しはあると思いますが、
どれも無くなる可能性はあるだろうなと思いました。
という感じで、みんな思い思いに想像を膨らませました。
終了後の高校生たちは、今まで捉えていた“学校”の枠を超えて思考を広げられたようで、
なんだか清々しい表情をしているように見えました。
ゲストで来てくれた市役所の小野寺さんからは
「(当たり前を)疑ってみることから創造力は育まれる!」とエールをいただきました。
そして最後に、高校生には、
「明日から、学校の現状に反発するのではなく(笑)、
『あっ、これ無くなるかもな、こんなものがあったらおもしろいな』
とニヤニヤしながら学校を見渡して、クリエイティブな学校生活を送ってみてね。」
ということを伝えて終わりました。
(大人のスーツ率と照明の雰囲気で、高校生のゼミとは思えないのは内緒!)
最後に・・・
実は、このゼミ、密かに私の好きなゼミです。
社会がどんどん変化している中で、学校内で社会の変化や新しい情報に触れるのはとても難しい。
「教員の多忙化」という社会問題も関係しています。(もちろん教員だけの問題ではない!)
多忙化している中で、リアルタイムで変動していく社会の動きに目を向け、授業に取り入れ続けるのはとても労力のいることだと思います。
一方で、今後の次世代を担っていく高校生にこそ、新しい情報に触れて欲しいと思っています。
そんな中で、学校の外で気軽に、新しい情報に触れることが出来る。
しかも、未来にわくわくしている大人たちと一緒に。
こんなに素敵なことってない、と思っています。
なので、高校生にはあまりハードルを感じず、誰でも気軽に来て欲しいな~!と密かに思っているのでした。
これからも「未来ゼミ」をお楽しみに~っ!
(文・しおり)
第9回けせんぬま未来ゼミ 概要
日 時:
2019年5月30日(木)
18:30〜20:00
場 所:
スクエアシップ(まち・ひと・しごと交流プラザ PIER7 2階)
参加者:4名
気仙沼高校3年 1名(女1)
気仙沼高校2年 3名(女2・男1)
主 催:
一般社団法人まるオフィス
認定NPO法人底上げ